痛い旦那を抱えた妻の悲劇
写真はイメージです

「俺の力はこんなものじゃない」と
自己投資に走る38歳のサラリーマン

「俺の力は、まだまだこんなもんじゃない」

 そんな風に話す人、いますよね。いいように見れば向上心があるとか、努力家のようにも感じます。ですが、実は単なる夢見がちな人であるとか、現状に目を向けず、逃げ腰であったりする場合のほうが多いようです。なりたかった自分と、現在の自分とがかけ離れていることが原因という場合もあります。

 奥さん(37歳)に連れられて家計相談に来たTさん(38歳)も「俺の力はまだまだこんなものじゃない」と話していた一人です。「もう少しすれば独立して、たくさん稼げるはずなんだ」。家計相談の最中でも、そんな言葉が頻繁に出てきました。

 Tさん曰く、独立して稼ぐには、「投資」が必要なのだそうです。そのため、決して安くない費用を投じて、「人脈を広げるための飲み会」「仕事の幅を広げるための資格受験セミナー」といったものに積極的に参加しています。

「ここでうまくいきさえすれば、独立してやっていける」との期待が先走り、そういった支出すべてを肯定しています。その結果、なかなか増えないTさんの給料はあっという間に消えていき、次第にクレジットカードやキャッシングに頼るようになっていました。