米国の決定に激怒する関係諸国
反イランの国々は大喜び

 さて、「イラン核問題」は、米国、英国、フランス、ドイツ、中国、ロシアとイランの間でいわゆる「核合意」がなされ、解決した。これによって、核開発施設は縮小され、核兵器保有に必要な核物質の製造、保有が制限されることになった。見返りとして、イランへの制裁は解除されている。

 しかし今回、トランプは、この7ヵ国の合意から離脱することを宣言した。合意が守られたのは、わずか3年だった。

 ちなみにIAEAは、今回の米国の「イラン合意離脱」を強く非難している。理由は、イランが合意を順守しているからだ。

「イランは核合意順守」=IAEA
5/9(水) 21:40配信
【ベルリン時事】国際原子力機関(IAEA)の天野之弥事務局長は9日、米国のイラン核合意離脱表明を受け「現時点では、イランは核開発に関する合意を順守している」との声明を出した。

 声明は「IAEAは動向を注視している」と説明。その上で「イランは核合意により、世界でも最も強力な監視体制下に置かれている」として、核合意が有効に機能してきたことを強調した。IAEAは定期的に、イランの合意履行状況を査察している>


 そして、この合意に参加した他の国々(英国、フランス、ドイツ、中国、ロシア)そしてイランも、米国の離脱に反対している。「核合意離脱」に賛成しているのは、反イランのイスラエルとサウジアラビアだけだ。

 次は、比較的広く知られている事実である。だが、知らない人もいるかもしれないので、一応取り上げる。

 あなたは、03年に始まったイラク戦争の開戦理由、つまり「イラクには大量破壊兵器がある」、「フセインはアルカイダを支援している」という米国の言い分が嘘だったことをご存じだろうか?