大谷選手のメンタルの強さはどこから来るのか?
キャンプであれだけ結果が出ず、メディアも二刀流に懐疑的な論調が目立っていたのに、シーズンに入って大活躍!大谷選手のメンタルの強さはどこから来ている? Photo:AP/AFLO

ヒーローインタビューで
「ネ」の連呼に違和感が…

 気になって仕方がないことがある。スポーツ選手のインタビューで連発される「ネ」だ。え?意味わからない?では以下に例文を。プロ野球でお立ち台に上がった選手にアナウンサーがインタビューする場面である。

大谷翔平の素顔
『道ひらく、海わたる 大谷翔平の素顔』
佐々木亨著、扶桑社、291ページ、1400円(税別)

アナ:「サヨナラホームランを打った○○選手です!おめでとうございます!」
選手:「ありがとうございます!」
アナ:「勝負どころで打てた、その理由について教えてください!」
選手:「そうですネ、やっぱりネ、ファンのみなさんの声援がネ、背中を押してくれたっていうかネ、僕の力じゃなくてネ、ファンのおかげで打てたホームランだと思いますネ」

 こんなふうに語尾にいちいち間投助詞の「ネ」をつける選手がとても多い。元メジャーリーガーから人気球団の監督、サッカー日本代表の中心選手にいたるまで、「ネ」の使い手には、そうそうたる一流選手の名前も並ぶ。

 この「ネ」の連呼を耳にするたびに違和感を覚えてしまう。馴れ馴れしいというか、内輪でしゃべっているようで、言葉が外に向けて開かれていないと感じてしまうのだ。だから「ネ」を使わないスマートなしゃべり方をする選手を目にすると嬉しくなる。そういう選手は、例外なく「自分の言葉」を持っているからだ。