ボディサイズは全長×全幅×全高4702×1955×1681m/m。サイズ上は、BMW・X3とほぼ同じである。ところが、ジュリア同様、ダイナミックにうねったスタイリングの効果か、“サイズ感”をあまり意識しない。引き締まったスポーツカー的な雰囲気が漂う。

 インテリアも、ジュリアのデザインテイストでまとめた。クアドリフォリオは、レザー張りのダッシュボードに、カーボンファイバートリム、レザー&アルカンターラのスポーツシートが標準だ。

 エンジンはフェラーリと共同開発した2.9リットルの直噴V6ツインターボ+8速AT。510ps/61・2kg・mの出力/トルクを誇り、0→100km/h加速は3.8秒という快足ぶり。4WDシステムのQ4は、必要時に最大50%の駆動力をフロントに配分し、通常は後輪に100%の駆動をかける。

スポーツカー顔負けのハンドリング!
世界最速SUVの1台

 一般道での乗り心地は明らかに固い。ボディがジュリアほど引き締まっていない分、若干、フロア振動などの雑味もある。

 とはいえ、このクルマの本領発揮はスポーツドライビングだ。走行モードのRACEを選び、美しい峠道を攻め込む。トルクベクタリングがシャープな利きを見せ、恐ろしくクイックなステアリングギアレシオと相まって、スポーツカー顔負けのハンドリング! 峠にこだまする豪快なエグゾーストを聞けば聞くほど、ドライブに熱中した。ステルヴィオ・クアドリフォリオは生粋のアルファ、世界最速SUVの1台である。

(CAR and DRIVER編集部 報告/西川 淳 写真/FCA)