2017東京モーターショー公開。三菱の新世界戦略SUV・エクリプスクロスは、スタイリッシュクーペの雰囲気とパジェロ譲りのタフな性能、そしてランサー・エボリューションのハンドリング技術など、メーカーの得意なテクノロジーをこのモデルに集約してデビュー。日本発売は2018年3月。ヒットの予感がする。
三菱の世界戦略新型SUV
「エクリプスクロス」
懐かしいネーミング、“エクリプス”が帰ってきた。三菱の世界戦略新型SUVはクーペスタイルで、モデル名はエクリプスクロスである。1stエクリプスは、1990年代に一世を風靡した、ギャラン・ベースのスペシャルティクーペだった。
その名前を、今度はクーペスタイルのSUVに与える。三菱の戦略は巧みだと思う。コンパクトSUVの市場は、世界的に見ても有望で、今後も成長が見込まれている。つまりSUVは“普通のクルマ”になりつつあるわけで、そうなれば当然、デザインが重視される。それは、80~90年代にクーペが流行した背景と同じといえる。ちなみに、エクリプスクロスはすでに欧州で販売がスタートし、日本デビューは2018年3月の予定だ。
ボディサイズは全長×全幅×全高4405×1805×1685m/m。ちょうどトヨタC-HR(同4360×1795×1550m/m)とマツダCX-5(同4545×1840×1690m/m)の中間で、欧州車でいえばBmW・X1(同4455×1820×1600m/m)とアウディQ3(同4400×1830×1595m/m)に近い。このクルマで欧州市場を積極的に狙っていこうという三菱の姿勢が、ボディサイズに表れている。