5.ロックスター風の「サングラス」で光周波数を選択
ロックスターは屋内で色つき眼鏡をかけていても許される──あなただってそうだ! 最初は何人かにおかしな顔をされるかもしれないが、明るいオフィス環境や大型店舗で一日中働くのであれば、カラーレンズを試すのは自分自身に対する義務である。
好奇心をもった友人には、こんな研究を教えてあげるとよい。日中に6時間半ブルーライトにさらされていたら(たいていのオフィスではそうだ)、3時間、メラトニンの放出が抑制される。これは緑色光にさらされたときの2倍の長さである(*2)。このことは、あなたが就寝前の2時間にいる環境にジャンクライトがあるときにはとりわけ重要だ。
屋内でブルーライトをカットできるサングラスをかけていると、あなたはロックスターに──あるいはただの変人に──見えるかもしれないし見えないかもしれない。けれど、そうすることでロックスターの気分になれるし、ミトコンドリアのパフォーマンスがロックスターさながらになるのだ。
6.肌に「太陽光」を当て、「ジャンクライト」を遠ざける
皮膚は光に敏感で、目と同じようにジャンクライトを吸収する。飛行機に乗るときは、本当に不自然な照明にさらされるので、僕は長袖の服を着て長ズボンをはいて、つばのついた野球帽をかぶって、なるべく機内のジャンクライトから皮膚を守っている。こうすると着陸後の時差ぼけがずいぶん楽になる。
肌に浴びてほしいのは、窓や日焼け止めクリームで隔てていない直接の太陽光だ。外に出かけるならショートパンツに半袖を身につけよう。だが、悪い照明のオフィスに閉じ込められるなら長袖着用で皮膚とミトコンドリアを休ませよう。
このことを完璧に守る必要はない──ただしっかりと心に留めておくように。太陽光線を浴びるのはクールだが、ミトコンドリアを攪乱する人工光を浴びるのはクールとはいえない。