英国高級紳士靴ブランドのジョン ロブは、1976年よりエルメスグループの傘下。そんなわけで、エルメスのパリ・フォーブール=サントノレ本店には出店があります。現在では全世界に21店舗を展開し、そのうち5店舗が国内に。それらどちらの店舗でもビスポークができる。
それは、ビジネスの場にふさわしいオックスフォードだけでなく、「ライディングブーツはもちろんのこと、ドライビング、ゴルフといったスポーツシューズの注文も多くいただいています」とジョン ロブ・ジャパン代表取締役社長の松田智沖さん。スポーツは高級な男のたしなみです。
ジョン ロブはじめてのスニーカー、スプリントは2003年の発売。それはクラシックな革靴をスニーカーに仕立てた斬新なデザイン。レザー製スニーカーの嚆矢として好評を得ました。
2012年には、おなじ英国の高級車、アストンマーティンとのコラボレーションモデル(ウィナースポーツ)を、そして、2015年にレヴァーをリリース。松田さんによると「テニスシューズをビスポークされたお客さまがいらっしゃったんです。レヴァーは、そのアーカイヴから開発しました」
で、この春、レヴァーの裏地を省略したレヴァー・アンラインドが、さらに軽快な一足として発売に。
「世のなかの流れはコンフォートへ、ですね。スニーカーはコンフォートなものですが、それをさらに進化させたものがレヴァー・アンラインドです。ちかごろは丸の内でもスーツにスニーカーのビジネスマンを見かけます。足もとから自由になれる、そんな靴なんです」