会議やプレゼンの場で、よどみなく論理的に話ができれば、上司や取引先のあなたを見る目も変わってきます。新著『できる人は必ず持っている一流の気くばり力』を出版した安田正氏が、同書の中から、どんな話題でも相手にクレバーで論理的な印象を与えられる話し方の極意について解説します。
論理的に話すフォーマットを
頭の中に持っておく
「何を聞いてもスラスラ答えてくださいますね」
「なんでそんなによどみなく話をすることができるのですか」
私はよくこんなふうに聞かれます。
それは、私がおしゃべりだからでしょうか。あらかじめ、何を聞かれるか想定して、練習していたからでしょうか。いえいえ、そういうわけではありません。
どんなときでもすぐに話ができるのは、思考の整理の仕方がつねに同じだからです。
そのひとつが、前回お話しした「プランのある話し方」。
つまり、話にタイトルをつけ、もくじを紹介するように話すという「話し方のフォーマット」が頭の中にあるからです。