トランクスは「おじさんぽい」もの?
筆者は、ユニクロのトランクスを愛用している。もういい歳なんだから、もっと高価なブランドものを買えばいいとも思うが、下着なんて所詮消耗品だし、なによりも長年、愛用し続けているユニクロのトランクスのほうがサイズ感的にも履き心地がいい。
しかし、である。そんなトランクスが今、窮地に立たされている。先日、取材の合間にぽっかり時間が空いたため、「そうだ、そろそろトランクスを買い換えよう!」と近くのユニクロの店舗に入った。すると、あることに気がついた。トランクスのコーナーが極端に小さいのである。ほとんどが、ボクサーパンツになってしまっているのだ。
壁面に陳列されている数を、指差して数えてみたところ、ボクサーパンツは36列(縦)なのに対して、トランクスはたったの14列。しかも、そのうち6列はエアリズムという商品で、筆者が愛用している普通のトランクスとは履き心地が違うものである。ボクサーパンツはさまざまなデザインが選べるが、トランクスは選択肢の幅が狭い。
いつから、こんなにもトランクス派は迫害されるようになったのだろうか。インターネットの各種調査や周辺取材の結果を見てみても、今の世はボクサーパンツが主流であり、トランクスは女性からも「おじさんっぽい」ものとして嫌われ者となっている。