運動はしたくないけど痩せたい――。多くの中年諸氏が持っているであろう、虫の良すぎる願望を実現してしまう、すごいエクササイズがある。「運動嫌いの運動指導者・骨先生」が編み出した、骨を意識するエクササイズである。
骨を意識するだけで
インナーマッスルを使えるように!
体は定期的に動かしたほうがいい。誰もが頭の中ではそう思っているだろう。運動不足は肥満、血行不良などの弊害をもたらす。また体を動かすことはストレス解消にもつながる。
体を動かす方法はジョギング、ウォーキング、水泳、ストレッチ、筋トレなど無数にある。しかし、一旦運動を始めても続かない人が多い。きっと人類最大の敵とも思える「面倒くさい」がそうさせているのだろう。運動するよりもお菓子を食べながらテレビでも見ていたほうがずっと楽だ。
そんな面倒くさがりの我々が注目したい人がいる。「運動嫌いの運動指導者・骨先生」(本名は柴田郁恵さん、サイトはこちら)だ。骨先生は全国で、運動嫌いの人向けに「骨を意識するだけで痩せるセミナー」を開催している。2016年5月からスタートして全国25都市で54回開催、今では受講生は300人以上おり、毎回予約がいっぱいになる盛況ぶりだ。
ちなみに開始当初は女性限定のセミナーだったということもあり、「痩せる」にクローズアップしているが、肩こりなどの血行不良にもいいという。基本エクササイズが3種類あるのだが、忙しいビジネスパーソンでもオフィスで少し空いた時間にできるものだ。
では骨を意識することがなぜ体にいいのか? 東京都三鷹市の鍼灸院「HARI CURE TOKYO」の鍼灸師・中山夢芽子さんに解説してもらった。
「骨を意識することで姿勢が良くなり、関節に負担が少ない状態で、よりインナーマッスルを使うことができるようになります。そして、インナーマッスルを使って日常生活を行うことで脂肪が付きにくくなり、腰痛や坐骨神経痛、肩こりなどを予防することもできます」