仕事を指示されて、いつも同じ対応しかできないようでは、気くばりができているとはとても言えません。

 上司が「1(1時間以内)」で対応してほしいと思っているのに「4(日をまたぐ)」の対応をしてしまったら上司を困らせることになります。

 逆に、上司にとってのプライオリティを理解せずに、必要以上に急いで「1(1時間以内)」のスピードで対応したら、「悪いね。そんなに急かしてるつもりはなかったんだけどさ……」と、せっかくの努力がムダになってしまいます。

「あれ、どうなっている?」と
上司に絶対に言わせてはいけない

「俯瞰のアンテナ」の感度の高い人は、仕事を引き受けるときに必ず、

「いつまでですか?」

 と締め切りを確認します。

 これをビジネス英語では「due(デュー)」といい、「締め切り」や「期限」を表わします。現実には、仕事を指示されても、多くの人は、このdueを確認しようとしません。

「○○の資料を作っておいてくれるかな?」と上司。

「はい、かしこまりました」といい返事をする部下。でも、「これは、いつまでに必要でしょうか?」とは聞かないのです。

 逆に言えば、仕事を頼まれたとき、間髪入れずに「いつまでですか?」と聞けば、「この人は気くばり力が高い」「仕事ができる!」と評価してもらえるということです。もちろん、言われた期限は、必ず守ることが必要です。

 すでに急ぎの仕事を抱えていたり、まだその仕事に不慣れだったりする場合は、「●日の何時までにお渡しできれば、大丈夫でしょうか?」などとより細かく期日を確認してもいいでしょう。

 上司に「あれ、どうなっている?」とだけは、絶対に言わせてはいけません。

 このひと言を言ってくるということは、上司はそれまでに相当、「どうなっているのかな?」「進んでいるのかな?」と内心では不安になったりイライラしたりしていて、とうとうそれに耐えかねて聞いてきた、ということです。

 もし、そう言われてしまったなら、その仕事に対する上司とあなたの重要度の理解がずれていたと自覚し、今後は必ず締め切りの確認をするようにしましょう。