ディズニーランドを
貸し切ると……

　最高の宴（うたげ）って何でしょう？

　世の多くの子どもたち（そして実は20代～40代の母親たち）の「夢」の一つ、それはディズニーランドを貸し切りにして遊ぶことではないでしょうか。

　できます!!　東京ディズニーランド（ＴＤＬ）やディズニーシー（ＴＤＳ）、そして本家ディズニーワールドなどは、貸し切りにして遊ぶことができるのです（＊1）。ただし、全園貸し切りの場合、ＴＤＬやＴＤＳでは4000名以上の参加の場合で、総経費は2000万円を超えることになります。

　2009年11月、ハウス食品は「嵐 in 東京ディズニーシープレミアムイベント」と銘打って、3525組7050名を無料招待（＊2）しました。夜間4時間、全園を貸し切る「プライベート・イブニング・パーティ」です。一度に数万人が楽しめる場所を1万人足らずで使えるうえに「嵐」付き。ファンにはたまらない企画です。期間中の応募は、なんと500万通を超えたとか。　

　前職のアクセンチュアで2500人を集めた幹部会議がフロリダで開かれたとき、家族同伴者のためにと「ディズニー・アニマルキングダム（＊3）」が貸し切られました。夕方6時からの4時間。各所にバーベキューが並び、食べ放題・飲み放題・乗り放題状態です。参加者は4000人以上いましたが、それでもガラガラです。家族で十二分に堪能しました。

　ただこれらは「巨大な宴」ではありますが、最高というにはまだ足りません。

＊1　1987年9月、マイケル・ジャクソンは自分が主演したアトラクション『キャプテンＥＯ』を見るために通常営業時間終了後のＴＤＬを貸し切りにして、1人で園を楽しんだらしい。以来、ＴＤＬは個人での申し込みは受け付けていないとか。
＊2　「バーモントカレー」「北海道シチュー」などのバーコード3枚を添えての応募が必要。
＊3　「マジックキングダム」隣接の動物テーマパークで、広さはTDL + TDSより大。