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デジタル大変革時代 部品メーカーの生きる道

部品メーカーの未来を担う事業を
生み出す組織の作り方

PwCコンサルティング
【第2回】 2018年7月2日
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(2)チーム内定期検討会
 チーム内定期検討会は、各チームが定期的に行う実務的な検討会で、メンバー各自の調査・検討結果を持ち寄り議論する、活動の基本となる場だ。未来創造を具体的に考える場であるため、創造性を発揮できるような運営やファシリテーションの工夫が重要である。既存事業プロジェクトの進捗確認の場などでよく見られるような、張り詰めた雰囲気は相応しくない。

 最も重要なのは、「自分を認めてくれる」「自由に発言することを歓迎される」「自分のアイディアに対して批判的な発言をされない」といった安心感をメンバーが持てることだ。仮に批判が出たとしても、対象は人ではなく議論の内容であること。「それいいね!」という感じで他のメンバーの意見に乗れるような空気があること。このような自由闊達な場を、ファシリテーターは作り出さなければならない。

 まれに「熱意があるメンバーが集えば、場の運営などは特に気にしなくとも自発的に議論が進む」といった意見を聞くことがある。しかし実際には、安心感が持てなければ、情熱を持ったメンバーの勢いが長く続かないケースも多い。

 特に部品メーカーの場合、完成品メーカーから提示される仕様に沿って開発を進める仕事のスタイルに慣れており、自らが起点となって未来を創造する活動をどのように考え、議論すればよいか分からない、といった悩みもよく聞く。そこで、活動全体の進め方や、場の空気の作り方などに知見があるファシリテーターを社内外から招集し、創造的なアイディアが出やすい運営をしていくことがポイントとなる。

 チーム内定例検討会の開催頻度は1週間に1~2回程度、1回の時間は2~3時間程度で行うことが一般的である。

(3)リーダー会議
 リーダー会議は、チームリーダーが集まり、各チームの進捗報告やチーム間での情報共有、チーム横断的な課題や検討事項の協議などを行う場だ。各チームの進捗を共有・フォローすることで、活動が停滞しているチームのリーダーに対する危機感の醸成や、意識改革を図るといった狙いもある。

 開催頻度は2週間に1回程度、1回あたりの時間は1~2時間程度で行うことが一般的である。

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デジタル大変革時代 部品メーカーの生きる道

日本のモノづくりを支えてきた部品メーカーが、デジタル大変革時代に岐路に立たされている。これまでの製品メーカーからの発注を待つ受け身の姿勢を変え、自ら未来を想像する発想の転換と実行態勢の構築が求められるが、具体的な方法論が見いだせない。この状況を打破するためのヒントを提供する。

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