ソフトバンクのAI人材育成とは
初期メンバーの高桑蘭佳さん(中)と石川貴大さん(左)。尖った人材の交流から、新たなAIビジネスを生むことが狙いだ Photo by Hiroyuki Oya

 日本発の"尖った"人工知能(AI)人材を育成したい──。

 ソフトバンクグループ傘下のAI人材育成会社、ディープコアが本格的に始動した。5月末にAIベンチャーへの投資に特化した60億円規模のファンドを設立。AIを使った防犯カメラの映像解析や、接客サービスを手掛けるベンチャー2社への出資を決めた。

 ディープコアは、もともとは汐留事業4号株式会社という名前で、孫正義会長兼社長がいつ新規事業を立ち上げてもいいよう用意されていた企業の一つ。昨年秋に社名変更し、社長に就任したのは孫社長の懐刀だった仁木勝雅氏である。

 仁木氏はソフトバンクで投資企画部長として、数々のM&Aを仕切ってきた。2016年9月に地元・広島の総合スーパー、イズミへ転身したが、約半年で退職して復帰した“出戻りエース”である。

 復帰を決めた理由について、「ソフトバンクを辞める前に考えていたことと、ディープコアの目的が近かった」と仁木氏は明かす。