終電間際の攻防できちんと断れる女性とそうでない女性、何が違うのか?男性の下心、女性はちゃんと気づいていますからね……

Twitterフォロワー数31万人超に熱烈に支持されているいい女.bot(@ionnnabot)が、恋愛をテーマに上梓した1冊『いい女.love いい恋愛をするたったひとつの条件』が発売。発売を記念して、連載がスタート。今回は、男女の食事から終電近くで起こる攻防までで見える心の動きに注目しています。あなたなら、どちらの行動をとりますか?

女性が断りにくい言葉を使う男性は、
どんな人なのか?

 女性が気になる男性や、素敵な人と食事に行くことになったとしましょう。

 正しい流れとしては、何度かデートを重ねて、お互いがいいなと思えたら、一緒に一晩過ごす。それはいいことですが、本当は断りたいのに断れないこともあります。

「断れない」という事態は、女性が相手の気持ちを考えるからこそ起きてしまうことです。

 相手を悲しませたくないと思って、つい相手のお誘いにいい返事をしてしまい、強引なアプローチに負けてしまいがちです。

「今度、近況とか聞かせてほしいから二人でご飯行こうよ!」と、そんなお誘いにのって二人で食事に行った人がいました。

 二人で楽しく話していたら、彼が「楽しいからもう一軒行こう!」と言って夜遅くまで飲む流れに……。

「もう終電がなくなるので帰ります!」と伝えると、「そんな悲しいこと言わないでよ、もう少しだけ飲もう」と、言われて断れずに飲みに行き、「一緒に寝るだけでいいからホテルに行こう、何もしないから」と、なし崩し的に相手のペースに持ち込まれ、結局最後まで断れずに相手の思うままになってしまいました。

 そのあと、その男性と疎遠になってしまって嫌な思いをしたそうです。

 女性は、悲しいことや怖いことは、男性より何十倍も強く感じ、何百倍もの長い時間、記憶しているそうです。

 さらには断ったら傷ついてしまうのではないかと心苦しく感じるので、なかなか自分の意見を言えません。

 むしろ、相手が嫌な思いをするくらいなら自分が少し我慢したほうがマシ、と思っている人が多いのです。

「そんな悲しいこと言わないで」と言われたら、なかなか断れませんよね。

 誰をどんなふうに断ったらいいのか、相手の気持ちを考えると、少し心苦しいこともあるかもしれませんが、いい女はちゃんと断れる人です。

 誰の誘いでも簡単にのる女性は、男性からすると決していい女ではありませんよね。

 相手のことを考えたつもりでも、自分の意見を言えないならば、それは優柔不断な女と見なされてしまうのです。そんなのもったいないですよね。

 相手の言葉を真に受けずに、
「今日は無理かな」
「そんなに簡単に誰とでも泊まったりしないよ」

 と、楽しげに断ればなんの問題もありません。

 お泊まりの話だけでなくても、自分の意見を言うことを恐れないほうが、意外に好感を持たれます。

 すべてに「YES」で答える人は、逆に何を考えているかわからなく映るのです。

 断る力があれば、余裕があるようにも見えます。ポジティブに断ることって、意外と得るものが多かったりするのです。

 男性は、自分が尊敬できる女性と出会いたいと思っています。親切で忍耐力があり、相手を思いやることができて、芯がある女性です。そんな女性を目指していきましょう!

 そして、いい男ほど、そんな軽い誘いをしません。

 コンプレックスがたくさんある男性のほうが、その一度のお誘いに全力投球します。そこですべてを回収しようとするので余裕もなく強引になるのです。

 女性が断りにくい言葉を使う男性は、一緒にいてもたくさんのことを要求してくる人です。彼女が嫌な思いをしないかどうかに気を配れる男性ならば、軽いお誘いなんてそもそもしません。

「軽いお誘いは、軽いお相手ですよ」と言っているようなものです。

 自分の意思をちゃんと持っていれば、自分の気持ちは相手に伝わるはず。

 女性は、断るときも、お誘いするときも、誠意を持って自分の気持ちを伝えることが肝心です。

 大切に思っている人とは、大切な関係を築いていくためにも、お互いの意見を素直に伝えられる環境を作っていきましょう。