そこに至るまでの過程で石原さんがユニークなのは、オリジナルのログ、その名も“酔っぱらいログ”をつけていらっしゃったこと。どんな時間にどんなご飯を食べて、どんなお酒を飲んで、何時に起きたらどうなるか…翌朝、起きたときに◯△×でその日の気分と体調をつけていたそうです。

「1年かけてしていたけれど、そのうちバカバカしくなってやめてしまいました。反省がないんですよね」と笑う石原さんには親しみを感じますが、1度はっきりと可視化したことで、今の食べ方が今の調子のいい自分を作っていることを痛感したそうです。そして、ログをつけたことで、お酒を飲むと翌日のパフォーマンスが下がることがはっきりしたといいます。

 実際、デール・カーネギーがトレーナーのために書いた本には「酒気帯びトレーニングはしない」という決めごとがあり、酒気帯びのトレーナーをカーネギーがその場でクビにしたこともあるといいます。石原さんも、研修前日は、会食などのお付き合いで、どうしても最初の乾杯だけは必要ということがない限り、お酒は1滴も口にしないといいます。

「飲まないときは飲まない。仕事優先に考える」それは、お酒好きであっても守るべきラインだといいます。

 そして、もうひとつ、現在進行系で石原さんがつけているオリジナルのログは“花粉症ログ”。1年の3分の2は花粉症に悩まされるといい、毎日の症状はもちろん、試した薬や食品によってどうなったか、また、季節の変わり目に振り返りをしたり、薬の写真や効果なども写真にとってスマホのメモ機能にはりつけたりしています。そして、それを花粉カレンダーと照らし合わせて対策を練ることに活用しています。そのように自身の体をチェックすることを怠らないのは「なすがままにされたくない。改善したい」という思いがあるからといいます。

 さらに、もっと手軽にできるのは、日々、電車の中や机に座っているときなどに、自分の体の状態をスキャニングすること。

「そうすると力が入っているところが分かるんです。ずっとテンションがかかっていると疲れるので、それを抜くということは大事にしています。例えば、スマホをいじっていたりしてずっと前傾姿勢になると、変なところに力が入りますよね。そんなときに上手に力を抜いて正しい姿勢をし始めたら肩こりも解消されたりします」