サッカーワールドカップ、日本対ベルギー戦での香川真司とエデン・アザール
急造チームだった「おっさんジャパン」はなぜ、大健闘を見せたのか Photo:REUTERS/AFLO

 サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会に出場した日本代表は、予選リーグでコロンビアを破るなど2大会ぶりに決勝トーナメントに進出した。決勝トーナメント1回戦では、世界ランク3位、優勝候補と呼ばれた強豪ベルギーと対戦し、2点を先行しながら痛恨の逆転負けを喫した。

 しかし、W杯開幕まで2ヵ月の時点で、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督が解任されて、急遽後任として就任した西野朗監督が、ハリル・ジャパンでは干されていた本田圭佑、香川真司、岡崎慎司らベテラン中心の選手選考を行った時は、「おっさんジャパン」「忖度ジャパン」などと批判されていた。国民の期待は、過去のW杯と比べて極端に低かった。

 日本代表が予想を大きく裏切る大健闘を見せた理由は、既に専門家がさまざまに論じている。この連載は、4年に1回、W杯開催の時だけサッカーについて論じてきた(前回2014年は連載第88回)。今回も、「西野ジャパン」のW杯での戦いを、専門家とは異なる観点からの「日本人論」としてみたい。