2021.1.13 医療体制は根本的な立て直しが急務、今こそ動くべき「自民党厚労族」 新型コロナの感染拡大が止まらない。欧米に比べ感染者は圧倒的に少ない日本だが、なぜ医療崩壊が起きているのか。複雑に問題が絡み合う医療体制の本質的な問題解決のために、「自民党厚労族」がもっと動くべきではないだろうか。
2020.12.29 中国の権威主義的な政治体制が世界のモデルに!?2020年の米中を総括 2020年最後の論考として、1年間の国際関係を総括したい。大きな変化があった中国、そして米国抜きにして今の国際関係は語れない。
2020.12.15 コロナ重症者は大学病院に集約すべき!後手に回る日本がとるべき対策 新型コロナウイルス感染症「第3波」が拡大しているが、医療崩壊が危惧されている状況だ。多くの大学病院がこれまで感染者の受け入れをしてこなかったが、私は、重症者対策を大学病院で集約化して行うと同時に、新型コロナの先端的な研究に日本も参…
2020.12.8 周庭さん判決に見る中国共産党の限界、力まず気楽に民主化したらどうか 香港で違法デモを扇動した罪などで周庭さんらに厳しい判決が下され、世界各国から中国共産党への批判が続いている。もはや中国をいくら批判しても反論が続くだけなので、今回は中国の平和な未来のため、「選挙」を提案をしたい。
2020.12.1 「桜を見る会」問題で安倍前首相の影響力は失墜、菅政権は自由になった? 「桜を見る会」問題が突如、国民の目の前に再浮上してきた。菅政権になってからというものの、安倍政権時代は見えにくかった「裏の工作」のようなものが国民に見えるようになってきたといっていい。一体なぜか。
2020.11.27 コロナ第3波に無策の菅政権、 今こそ実現すべき安倍前首相の「遺言」 新型コロナウイルスの感染が再拡大し、「第3波」を迎えている。菅政権は「Go Toトラベル」の見直しなどが出遅れ、国民の不安も高まる一方だ。しかし、安倍前首相が辞める直前に触れた「遺言」ともいえる策を実行していれば、今の混乱は避けられ…
2020.11.17 大混乱に見える米国の姿こそ、自由民主主義国の真骨頂である理由 今回の米大統領選挙では、トランプ大統領が「選挙不正」を訴えるなど混乱が続き、「自由民主主義の凋落」と諸外国からも批判されている。しかし、今の米国の姿こそ、自由民主主義国の真骨頂である。また、筆者は「分断」は起こっていないと考える。
2020.11.3 トランプ政権で米国は「世界の暴力団」に、4年間で様変わりした世界情勢 いよいよ米国大統領選挙が行われる。世界の今後は予想しにくくなっているが、トランプ政権が激変させた国際社会の4年間を振り返り、日本が今後覚悟すべき米国との関係を考えたい。
2020.10.20 菅政権の目的は「国民統制」!?聞こえのいい政策が続く危険性とは 菅政権が発足し、1カ月で続々と政策を打ち出している。しかし、政権の目的は「政策実現」ではない。国民にとって「いい政策」が聞こえてくるが、菅政権の最終的な目的は「国民統制」ではないかということが、既に見えてきている。
2020.10.6 菅政権ばかりか、日本学術会議も「学問の自由」を守れていない現実 「日本学術会議」の新会員候補者6人を政府が任命から除外した。この政府の決定に対して、菅義偉政権の「学問の自由の侵害」を厳しく批判されている。本稿も批判に立つが、私は政権に学問の自由の侵害を許してしまった、日本学術会議と学者側にも問…
2020.9.23 河野太郎は「令和の中曽根康弘」になれるか!?縦割り行政打破で見える道 菅義偉内閣が発足して間もないが、河野太郎行革担当相は早速「縦割り110番」を設置するなど、動き出した。改革には大きな問題が立ちはだかるが、彼が得意とする「大衆迎合的」なやり方をせず、堂々と本質的な問題に取り組めば、首相になる日は遠く…
2020.9.17 菅首相の閣僚人事、 「幅の狭さ」「お友達起用」に垣間見える限界 長きにわたる安倍政権が終わり、菅政権が発足した。しかし、今回の総裁選にはあからさまな「石破つぶし」があった上に、閣僚人事にも安倍政権の影響が色濃く影響している。
2020.9.1 ポスト安倍選びで「担ぐ神輿は軽い方がいい」を断ち切るべき理由 安倍晋三首相が健康問題を理由に辞意を表明した。連続在任日数が憲政史上最長を突破した直後の電撃表明だ。安倍首相には心から「お疲れさまでした」と申し上げるとともに、健康回復を願っている。しかし政治学者として、安倍首相の「史上最長在任記…
2020.8.25 展望なき野党合流に参加しない玉木新党は、地域主権の「顔」になれるか 国民民主党と立憲民主党の合流が決まり、150人規模の野党が誕生する。しかし、これまでも繰り返されてきた野党合流に期待はない。中央集権体制・東京一極集中が崩壊し始め、大阪をはじめ地方自治体が迅速かつ実行力をもって政策を進める中、新たな…
2020.8.14 香港・周庭氏らの逮捕が暗示する、追い詰められた中国共産党の末路 中国の「香港国家安全維持法」に基づく香港の民主派に対する弾圧が、世界中を恐怖に陥れているようにみえる。しかし、筆者は中国こそが追い詰められているとみる。2014年の「雨傘革命」から始まった失敗の連続によって、結果として到底「文明国」と…
2020.8.11 中国モデルは限界露呈、ポストコロナは「コンパクト民主主義」を目指せ 次の覇権国家を狙う中国は、権威主義的な政治体制を民主主義に代わる「世界のモデル」だと考えている。そして、自国で発生した新型コロナウイルスへの対策をも、「中国モデル」の宣伝に利用した。しかし、次第にその裏側にある人権侵害や隠蔽体質が…
2020.8.6 コロナ抑制と経済を両立する「第3の道」へ、このままでは日本がもたない 新型コロナウイルス感染拡大の「第2波」到来が指摘される一方で、安倍政権や地方自治体が経済再開の方針を後退させつつあることに、国民の間から落胆や不満が広がり始めているように思える。「進むも地獄、引くも地獄」という状況で、このままでは…
2020.7.28 「Go To強行」の無残は、安倍政権のみならず全政治家に責任がある 「Go To トラベル」キャンペーンを巡る世論を読み間違え、方針が二転三転した安倍政権は無残な姿をさらしている。ただ、それだけをもってして「安倍批判」を繰り広げることは間違っている。この惨状は、過去も含めた全ての政治家が責任を直視しなく…
2020.7.14 山中伸弥教授「コロナ死者10万人も」発言に見る政策立案の機能不全 山中伸弥・京都大学教授のある発言が物議を醸している。「8割おじさん」こと西浦博・北海道大学教授との新型コロナウイルスに関する対談の中で「対策をしなければ今からでも10万人以上の死者が出る可能性がある」と指摘したのだ。この発言は、日本…
2020.6.30 解散総選挙を今やれば、支持率低迷でも安倍自民党が圧勝する理由 「解散風が吹き始めた」とされる昨今だが、安倍政権はコロナ対応を巡る支持率急落が連日報じられ、今選挙をやれば自民党は大敗するという予想があるようだ。しかし、早期に衆議院を解散して総選挙に打って出れば、安倍自民党は圧勝すると筆者は考え…