ベンチャー転職
ベンチャー企業への転職は意外と簡単ではありません Photo:PIXTA

流行りの波に乗ろうと転職しても
気づいた時にはもう遅い!?

 これまでに何度かベンチャーブームが訪れ、そのたびに急成長企業が登場し、創業者以外にも株式上場やストックオプションなどで金銭的に成功する人が出てきました。

 そういう成功例を見て「ベンチャーへ行って成功したい」と考える人たちが出てくるのは当然ですが、それは決して簡単な道ではありません。

「いま〇〇が流行っているようだ」
「友人が『これから〇〇の時代がくる』といって転職した。じゃあ私も行こう」

 そんな風に流行りの波に乗って転職しようとしても大抵の場合、かえってうまくいかない結果に終わります。流行りの波が来て、多くの人に知られるようになってから波に乗ろうとしてもタイミングとしては遅いからです。そのとき、すでに枢要なポジションは他の誰かが占めています。

 では、どこかで起こる新たな波の初動をキャッチしようとしても、シリコンバレーに常駐しさまざまな情報が入ってきて、かつ事業の目利きもできる人であれば可能でしょうが、普通に日本でサラリーマンをしている人には極めて困難です。

 結局、うまく新しい波に乗れた人の多くは、もともと自分が興味・関心のあった分野で波が起こるのをキャッチしています。見方を変えれば波に乗ろうとしたというより、自分の興味・関心に基づいて行動しているといえ、結果としてこの方がうまくベンチャーへの勤めどきをキャッチできると思います。

 ですから、興味・関心もないまま新たに起こる波を狙って乗ろうと転職するのはお勧めできません。乗るべきではない波に乗って大失敗というパターンが大いにあり得るのです。