WBC2026に出場する米ドジャース大谷翔平選手 Photo:Gene Wang - Capture At Media/gettyimages
米メジャーリーグのシーズン最優秀選手(MVP)を4度受賞するなど、日本だけでなく世界が注目するトッププレーヤーであるドジャースの大谷翔平選手。いま世界中の経営者やリーダーが学ぶハーバードビジネススクールも、彼の活躍に着目しているという。
リーダーシップと企業戦略の専門家であるフランシス・フライ教授は、大谷選手をテーマに教材を執筆した。世界のリーダーは大谷選手から何を学べるのか。フライ教授に詳しく聞いた。(取材・構成/作家・コンサルタント 佐藤智恵)
ハーバード大教授が
大谷翔平に注目する理由
佐藤智恵 フライ教授は、リーダーシップ、企業文化、オペレーションの専門家として知られていますが、なぜ今回、ハーバードビジネススクールの教材「大谷翔平:夢を実現する」(原題:Shohei Ohtani:Achieving the Dream)を執筆しようと思ったのでしょうか。
フランシス・フライ 私は、現在、野心とレジリエンス(逆境や失敗から立ち直る力)をテーマとした新たな著書を執筆するために、さまざまな世界のトップリーダーのキャリアや人生について研究しています。
本で紹介すべき事例を探していたところ、2025年、たまたま大谷翔平選手(米ドジャース)の目標実現手法について書かれた記事が目にとまりました。
そこには大谷選手が高校1年生の時に書いた「目標達成のためのマンダラチャート」(教育者の原田隆史氏が考案したフォーマットをもとに、大谷選手が当時の目標と64のアクションプランを書き込んだ曼荼羅のような図)が掲載されていました。
実は私は大谷選手の大ファン。野球の技術だけではなく、人柄においても卓越していることを特に魅力に感じていました。そんな中、この記事を読み、大谷選手の優れた人間性がいかに形成されたのかを知りました。
「これは運命だ。世界中の人々に、この目標実現方法を伝えなければ」――そう思い、早速、ハーバードビジネススクールの教材「大谷翔平:夢を実現する」を執筆することにしたのです。
大谷選手の事例は、2027年に出版予定の新刊にも掲載する予定です。バークシャー・ハサウェイ会長のウォーレン・バフェット氏、マイクロソフトCEOのサティア・ナデラ氏、AMDのCEOであるリサ・スー氏など、世界のトップビジネスリーダーのケースとともに、大々的に紹介するつもりです。
佐藤 ハーバードビジネススクールのどの授業で大谷選手の事例を取り上げる予定ですか。またどのようなテーマで議論するのでしょうか。







