投資か貯蓄か…どうすればいい?「金利上昇」の時にやってはいけない“お金のNG行動”とは写真はイメージです Photo:PIXTA

日銀がマイナス金利政策をやめ、「金利のある世界」が始まってから、この3月で2年がたった。限りなくゼロに近かった預金金利は目に見えて上昇し、住宅ローン金利にも影響が出始めている。国際情勢が騒がしい中で、今後の金利見通しを推し量るのは難しいが、私たち消費者がこれから気を付けるべき基本を挙げていきたい。(消費経済ジャーナリスト 松崎のり子)

金利上昇!定期預金は「何年物」にするべきか

 この3年間で最も変化があったのが、預金金利だろう。マイナス金利時代は年0.001%だったメガバンクの普通預金金利は、今や0.3%まで上がった。

 ネット銀行が気合を入れてくるボーナス時期の定期預金金利も、2025年冬では1年物で年1.0%超えも当たり前に。金利が上昇傾向の時期は、預金金利を長期間固定してしまうことはよろしくない。

 定期預金の3年物や5年物の金利が高く見えたとしても、その間にさらに金利が引き上げになったらもったいないからだ。そのため、せいぜい1年物までを選びましょうというのがセオリーなのだが、もしこの先も金利上昇スピードが速まると考えるなら、1年でも長いかもしれない。

 次回の日銀の利上げは4月あるいは7月になるという見方が多い。短いタイミングで次の利上げがあると思えるなら、1年物+6か月物を組み合わせたり、6カ月物の金利を見ながらつないでいくのも選択肢になりそうだ。

 また、定期預金の満期時に、「そのまま継続する」ではなく、「元金利息ともに払い戻す」を選んでおくと、その時点でより高金利の定期が出ていれば乗り換えられる。

 ただし、あまり資金を細切れに預けても高金利の効果は薄くなる。なお、高めの金利に引かれて預ける金融機関の数を増やしすぎるのも、同じく資金が分散し、手間もかかるので賢い選択とは言えないだろう。