ファッション業界で存在感高まる
フラッシュセールサイト

GLADDのホームページ画面
GLADDのHPより

 ユナイテッドアローズ、ビームスなどのセレクトショップから、オンワードなど大手アパレル、三越伊勢丹や阪急など大手百貨店の商品が、3割から5割、時には9割引きで売られているECサイトがある。「フラッシュセールサイト」だ。

 フラッシュセールとは数日など期間限定で行われるセールのこと。この数年で衣類やファッション雑貨などのセール中心の専門サイトが規模を拡大し、ファッション業界では存在感が高まっている。

 フラッシュセールサイトの運営会社は、メーカーからの仕入れ(買い取り)も一部あるが、基本的には在庫を持たない。アパレル各社の商品をサイト上で掲載し、セールを締め切った段階で各社に発注して在庫を取り寄せ、顧客に発送する仕組みだ。

 日本のフラッシュセールサイト最大手の「GLADD(グラッド)」は、今年6月、2番手だった「GILT(ギルト)」を買収。2社合計の売上高は年間200億円ほどだ。「会員数は500万人で、うち2割がアクティブユーザー。1人当たり平均3点、1万円の売り上げだ」とグラッドの香取純一CEOは話す。セール商品の販売でありながら、販売額の30%が手数料という利益率の高さが際立つ。

 なぜそれほど高い手数料を払ってまで、アパレル各社はこぞって連日バーゲンセールを行っているのか。

 アパレル大手であるTSIホールディングスの上田谷真一社長は、第1四半期決算の席上で、同社の主力ブランドを販売するグループ会社で「アプワイザーリッシェ」などのブランドを持つアルページュについてこう述べた。