株式投資で手に入れたい目的や金額を書き出してみよう

 どれか1つだけではだめで、目的があるからこそ全体がそろってバランス良く成長していけるのです。

 ハーバード大学で実施したと言われる、アンケート調査のエピソードをご存じでしょうか。自分の将来に目的があるかアンケートを取り、その後、収入的に成功したかを追跡調査したというエピソードです。あまりに有名な話なので、多くの人が知っているかもしれません。

 まず、このアンケート調査では、84%の学生が全く目標を設定していないと回答しました。13%が目標の設定をしているが、紙には書き留めていないと回答しました。

 そして、3%の人が明確な目標設定と計画を、紙に書き留めていると回答したそうです。

 結果、目標を決めた13%の人は、全く目標を設定しないグループの2倍の収入となり、計画を立てて紙に書き留めた3%は、さらに10倍の収入になったと言われています。もちろん、これを聞いた読者の中には、
「書くだけで本当にお金が増やせるのか」
「そもそも、よくある啓蒙本の話じゃないのか」
と懐疑的になる人もいるでしょう。

 しかし、私が大切だと思うのは、そうした点ではありません。

 ここで大事なのは潜在意識とか深層心理とか、そういったことではないのです。

 そういわれて、素直に「ああ、なるほど」と思えるかどうか。試しにチャレンジしてみる。その行動力が、将来を変えるのだと思います。

 先程からお伝えしているとおり、目的が定まらなければ、このあとの戦略や戦術が決まりません。この連載を読みながら、目的が変わっても構いません。

 まずは、紙にあなたが株式投資で手に入れたい目的や金額を、具体的に書き出してみることをお勧めします。

上岡正明(かみおか・まさあき)
株式会社フロンティアコンサルティング代表取締役社長
1975年生まれ。放送作家を経て、27歳で戦略PR、ブランド構築、マーケティングのコンサルティング会社を設立し、独立。現在まで16年間、実業家として会社を経営する。これまでに、大手上場企業など200社以上の企業ブランド構築、スウェーデン大使館やドバイ政府観光局などの国際観光誘致イベントやPRなどを行う。
起業する一方で、同じ時期に元手200万円で株式投資をスタート。以後、リーマンショックと東日本大震災という2度の破算危機を持ちこたえ、2014年に株の保有資産1億円を達成。現在は保有資産2億円に到達。
多摩大学大学院経営情報学研究科修了(MBA)。東京都中小企業振興公社講師。学校法人バンタンJカレッジ客員講師、日本行動心理学協会会員、日本認知科学会会員、日本神経心理学会会員、行動経済学会会員、一般社団法人日本行動分析学会会員。
上岡正明のオフィシャルブログ https://ameblo.jp/kamioka2014/