株式投資を始めるなら、決して中途半端な気持ちで始めてはダメ。必ず勝ち残るという強い覚悟を持ってのぞもう。「成長スピード」こそが、株で勝つための分かれ道――。PR会社を経営しながら、株式投資で資産2億円を達成した上岡正明氏は、最新刊『神速株投資術』(ダイヤモンド社)の中で、株で勝ち組になるためのポイントをそのように語っています。本連載では、同書の内容をもとに、株で勝ち続ける人が持っている「考え方」「見方」「やり方」の3つの型について紹介します。
勝つ投資家になりたければ、まずはスタートダッシュを決めなさい
これは、私の15年の株式投資の経験から、自信をもって言えることです。多くのプロと呼ばれる相場師や、株の上級者の体験談などを見聞きしても、スタートには多くの落とし穴があることがわかります。
株式投資もビジネスである以上、経験の浅い投資家であるスタート地点が、一番つまずきやすいのです。ビジネスでも株式投資でも、スタートが一番肝心です。
逆にスタートダッシュさえ間違えなければ、その後は大きな成長カーブに入ります。じっさい、人の成長のスピードは、あなたが思うほど一定ではありません。
人が新しい能力を獲得して、どう成長していくのかという過程を研究したデータがあります。それを見ると、下のグラフのように、最初は一歩進んで後退するような小さな変化しかありません。最初は自分でも自覚できないほどの、小さな成長しかないのです。