SMも最近では午後10時、11時閉店と長時間営業の店舗が増えているが、共働き世帯の増加で夕食用としての総菜の購入は、遠くのSMよりも近くのコンビニで済ますという傾向もある。

 惣菜白書によるとSMも17年の総菜の売上高は09年に対し、6000億円近く上乗せしているが、コンビニはその倍、1兆2000億円を上乗せしている。本来SMが取り込むべき総菜の売上高を、明らかにコンビニに取られている状態だ。

「最近はSMを1店出店すると3~5年くらい後には(店の周囲に)にドラッグストアが5店くらい、コンビニが10店くらいできるようになった」と話すのはある大手SMの社長。

 コンビニは24時間営業というナイトマーケットに対応、その上、欲しい商品を即座に購入できるという利便性がある。総菜や弁当もSMに比べ遜色がないとまでいったら言い過ぎかもしれないが、近くで買えるということを考慮すれば、総菜の購入の場として遜色がなくなってきた。

加工食品でも
ドラッグストアから安売り攻勢

 最大の“集客装置”である総菜の売上高をコンビニに取られてきたSMは、加工食品でもドラッグストアに安売り攻勢をかけられ攻め込まれている。

 福岡市内のディスカウント型のドラッグストア、コスモス薬品の店舗では7月下旬、サンヨー食品の「サッポロ一番みそラーメン」5食パックが248円(税込み)で売れられていた。

 即席袋めんの売れ筋商品である同品は、SMでは安くても300円を切ることはまれである。同じドラッグストアのウエルシアホールディングスのネット通販では30食入りが2579円。コスモスの5食入りに換算すると、ウエルシアでさえ約429円という価格だ。