働きがいの創出には
貢献認識と成長認識が大事

川村 研修後には、何を学んだのか、それを今後の業務にどう活かすのかをまとめ、それについて上長と話し、その内容を人財開発部にも共有してもらっています。やりっぱなしにせず、記録に残すことも大事だと考えているからです。

島村 研修をやりっぱなしにしない点からも、とても良い取り組みだと思います。ちなみに、能動的に研修を受け、また成果も出せる従業員には、どのような特徴がありますか。

川村 やはり、学びに対し自立できている人、「ジブンゴト化」できている人ですね。自分の業務領域以外にも興味と関心を持ち、日々経験するすべてのことを学びと捉え、実業務にも活かせる人です。たとえば、自分の仕事は営業でも、畑違いの番組制作に関する研修を受けて知識を得ていれば、営業活動シーンでお客様がとてもユニークな趣味を持っていた場合、「素敵なご趣味ですね。今度、取材させていただいてもよろしいですか」と、営業活動をするとともに、地域を活性化する地域番組制作のきっかけをつくることもできます。

 営業は営業だけのことをして契約だけとればいい、というわけではありません。営業は目的ではなく手段であり、目的は「地域の方々の幸せづくり」なのですから、学びで広い知識を得ている社員は、総合的かつ上質なお客様対応ができるわけです。学びによって、目の前の業務も広い視野で俯瞰的に捉えられますから、誇りと働きがいを高く維持できます。

島村 それが、先ほどおっしゃっていた「J:COM愛」を生み、働きがいも創出するということなのですね。

川村 はい。業務に集中してしまうと、狭い視野になりがちで、会社に惚れ直す時間もありません。研修はそのきっかけづくりでもあります。