◇チャーミングであれ!

 世の中には同じことをいっても、許される人とそうでない人がいる。めざすべきは「いっても許される、チャーミングなキャラ」だ。人懐っこさを身につければ、チャーミングさが増し、人が寄ってきて、チャンスを運んでくる。

 また、「なんでも口に入れてみる気質」も、チャーミングさを押し上げてくれる。とにかく流行に首を突っ込んでみる、誘いには可能な限り乗ってみるとよい。開運のためには、チャーミングであれ。

◇不運とうまくつき合うことに力を注ぐ

 不運が降りかかるのを避けたいと思う人は多い。とはいえ、「厄払い」すればいい、というわけでもない。芸能人の中にはあえて厄払いしない人が多い。それは厄を捨てると、運も一緒に捨てることになると考えているためだ。著者がトーク番組『オトナの!』(現在は『オトナに!』)を一緒にやっている、クリエイターいとうせいこうさんは「厄という犬を飼い慣らす」という表現を用いる。彼によると、厄と同居したまま、それをどう飼いならすかが大事だという。

 人はたいてい、予想外のことが起きたら、それを排除しようとするか、計画を一部変更して乗り切ろうとする。だが、一番うまくいくのは、計画をすべて捨てて、直面した現実にフィットする別のプログラムにちゃっちゃと乗り換えることだ。

 計画に執着しないよい例が、明石家さんまさんだ。さんまさんは以前、自分の車にカーナビをつけていなかった。その理由はこうだ。「俺、迷いたいねん」。人生も同じく、「そんなカーナビに指示されたとおりに行っても、おもろないやろ」というわけだ。ひとたび「むしろ迷いたい」と願った瞬間に、色々な迷いが消えていく。これも運を開くテクニックの1つだ。

◇相手を思うことが運を呼び込む

「頭がいい」人というのは、洞察力や想像力に富んでいる。相手がどう考えているかを、他人よりも少ない情報で理解できる人は、運を開く力が強い。詳しく説明されなくても仕事をこなせるようになれば、相手から全面的に信頼され、大きな仕事も任されるようになる。

 洞察力や想像力が発揮されやすいのは、「自分の頭がONでもOFFでもない状態」のときだ。たとえば、車を運転する、頭を洗うといった、ルーティーンをこなす最中には、頭を6、7割しか使っていない。つまり、残り3、4割の余裕・余白部分があるときに、ふと大事な気づきを得たり、頭が冴えたりするわけだ。

 そういう意味では、つまらない映画や本にふれているときは洞察力や想像力が働く。傑作だと、作品そのものに没頭して、脳に余白ができないためだ。だからこそ、「企画を立てよう」などと机に向かうのはあまり意味がなく、脳のONとOFFをあいまいにし、常に「脳に3、4割の余裕」をもつのが望ましい。