平成30年間を写真で振り返る「平成ヒストリー~30年を振り返る~」。平成最後の夏は記録的な猛暑に見舞われているが、海辺を彩る女性たちは時代と共に変化している。第1回は女性たちの水着の流行を振り返った。(フリーエディター 小林由佳/画像提供:San-ai Resort〈三愛水着楽園〉)
水着といえばワンピースという時代を経て
ファッションアイテムとして多様化
今夏の女性ファッション水着は、近年のトレンド「エフォートレス(肩肘張らないこなれ感)」や「インスタ映え」がキーワード。ワコール独自のノンワイヤーの高機能カップを採用したブラや、裏返してもシワにならない素材をパットに採用したリバーシブル・ビキニが注目を集めている。
しかし、バブル景気最盛期の1989年(平成元年)頃は、「水着といえばワンピース」という時代だった。当時の女子大生ブームやボディコンブームに連動するかのように、水着は足長効果でボディラインをより良く見せるハイレグが当たり前。しかしバブル崩壊後の女子高生ブームや、ブランド、古着を問わず“自分スタイル”で着こなすティーンズファッションの台頭で、年々水着もファッションアイテムとして多様化していった。
そこで平成最後の今夏、平成時代30年間の流行水着の変化を、San-ai Resort(三愛水着楽園)のアーカイブから写真で振り返ってみよう。