英国のEU離脱
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 米中貿易戦争がEUや日本を巻き込み拡大するなかで、英国のEU離脱(Brexit、ブレグジット)が世界のもう一つの巨大リスクになりかねない様相だ。

 EUとの協調を重視する「ソフト離脱」にかじを切ったメイ首相の新方針に、「強硬離脱」派の閣僚が反旗を翻し相次いで辞任した。EUとの離脱交渉の残された期限は実質あと3ヵ月しかない。

 メイ首相の国内での求心力低下が改めてあらわとなる中で、図らずも「交渉なし離脱」の可能性が高まる。

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 事の発端は、7月6日、首相別邸チェッカーズで行われた閣僚会議で、メイ首相が新たな離脱方針を示したことだ。