これらの条件を見て、あなたはどう考えるだろうか。「退屈だ」「上がり目の可能性が乏しい」「人生をもっと面白くしたい」と思われるのなら、年齢にもよるが転職をお勧めする。幸い、現在は求人状況がいいので、いい転職先が見つかる可能性は大きい。

 仮に若い頃の筆者が、現在ゆうちょ銀行の行員だとすると、たぶん転職を考えるだろう。

 しかし、地域と職場を愛し、ここで幸せに働いていくことができれば満足だという行員が少なくないのではないかとも想像する。単にそういうイメージを期待しているだけかもしれないが、そのようなキャラクターの方が郵便局に就職すると思うからだ(正確には「ゆうちょ銀行に就職」だが、感覚的には「郵便局に就職」だろう)。

 以下、こうした方へのアドバイスをお伝えする。

「つみたてNISA」のみを推進せよ

 ゆうちょ銀行の善良なる行員へのアドバイスを要約すると、以下の通りだ。

「当面のノルマよりも、個人の長期的信用を大切にせよ。注力すべきは『つみたてNISA』と個人向け国債(変動10)のみだ。親切丁寧に顧客数を増やせ」

 どういうことか説明しよう。

 筆者は、近所の郵便局に頼んで、ゆうちょ銀行の投資信託商品ラインアップをまとめたパンフレット「投資信託ますますわかるbook ずらり!ラインアップ編」を入手した。ちなみに、日本郵政グループ内で個人情報をやりとりしていいという念書にサインして、近隣のゆうちょ銀行の支店から郵送してもらった。

 窓口・電話での取扱商品、インターネット注文もできる商品、インターネット注文限定の商品、そして「つみたてNISA」対象の商品が、20ページ強のパンフレットに並んでいる。

 申し訳ないが、「つみたてNISA」対象の商品以外に、投資家の立場で「購入を検討してもよし」と言える商品はほぼなかった。