床下にまきすぎてしまった消毒用の石灰を取り除く参加者たち床下にまきすぎてしまった消毒用の消石灰を取り除く参加者たち Photo:REviveJapan

西日本を襲い、200人以上の死者・行方不明者を出した「平成30年7月豪雨」の被災地では、記録的な猛暑の中、懸命な復旧作業が続いている。だが、被害の範囲が広域なため、復旧作業の人手が足りていない。そこでボランティアへの参加を検討している人も少なくないだろう。とはいえ初心者には不安がつきもの。2回にわたって、ボランティアの現状とノウハウを紹介する。(「ダイヤモンド・オンライン」編集部 小野寺暁子)

ボランティアバスは
メリット多く入門編に最適

「平成30年7月豪雨」の発生から20日あまりが経過した7月27日、山梨県のボランティア団体「一般社団法人リバイブジャパン」は、水害の被害に遭った岡山県笠岡市北川地区にボランティアバスを運行させた。

 リバイブジャパンは、東日本大震災からこれまでに200回以上にわたって災害支援のボランティアバスを出している団体。野口正人代表は、「2014年に自分たちも豪雪災害で当事者になって分かったが、現地の人は身の回りのことで精いっぱい。やはり関東の人間の力が必要だ」と考え、ボランティアバスの運行を決めたという。