大雨情報で「早期避難」を確実に実行するためのアイデア12選(上)西日本に台風12号接近し早めの避難が呼びかけられていた

 平成30年7月豪雨では、多数の場所で多数の方が命を落とされました。ご冥福をお祈りいたしますという言葉が軽く感じられるほどの大災害で、言葉を失います。ご遺族の方はどれほど辛い思いをされていることでしょう。お気持ちに寄り添いたいと思います。

 そして、災害のフェーズはどんどん移り変わります。そんな中、どうすれば早期避難できたのかという話題は、緊急の情報ではなくなっていきます。それでも今回は、早期避難について書かせてください。

 毎回、もっと早く避難できないか、どうすればよかったのか、一瞬は議論されます。でも、今困っている話題が報道の中心になり、避難のことは忘れられていきます。災害の度にそうなります。

 でも、腑に落ちるところまで自分の結論をだしている方はどれくらいいらっしゃるのでしょうか?もう悲劇は繰り返したくありません。いくつか、いままで実施しているアイデアを紹介します。乳幼児をもつご家庭向けには効果を感じています。でも、最も難しいのは高齢者の避難です。それについてはまだ議論が必要です。

 みなさまと一緒に深く考えていただきたいので、おつきあいください。