社長としての最初の仕事は
「休日を増やす」宣言

小室 なかなか言えない言葉ですよね。

高田 ありがたいですよね。そこで、社長に就任する直前の2014年末の大望年会(※)で、社員みんなに休日を増やす宣言をしました(※ジャパネットホールディングスでは忘年会のことを「大望年会」と呼ぶ)。

ジャパネットが残業時間を30%減らしても増収増益を続ける理由高田旭人(たかた・あきと)
1979年長崎県生まれ。東京大学卒業後、証券会社を経て、04年にジャパネットたかた入社。販売推進統括本部、商品開発推進本部の本部長などを歴任し、12年にジャパネットたかた取締役副社長兼ジャパネットコミュニケーションズ取締役に就任。15年1月よりジャパネットホールディングスの代表取締役社長 兼 CEOに就任、現在に至る

小室 社長として最初の仕事だったわけですね。

高田 弊社のコールセンターでは、毎日全国のお客様からお電話をいただいているので、カレンダー通りの休みではありません。そのため「年に1回は9連休を取れるようにします」と宣言しました。このときに導入したのは「リフレッシュ休暇」で、連続した5日間の休暇を取得する制度です。公休日と合わせて9連休取得することを推奨しています。

 これを3年間運用して今年4月からは「スーパーリフレッシュ休暇」を開始しました。連続した10日間の休暇を取得する制度で、公休日と合わせると16連休になり、これを推奨しています。

小室 16連休ですか!ちょっともう、想像の範囲を超えています(笑)。御社で販売している商品みたいに気前がいいですね(笑)。まずは2015年に、9連休の発表を聞いた社員の皆さんの反応はいかがでしたか。

高田 みんな、真剣に受け止めていなかったと思います(笑)。

 もともと弊社は創業期からみんなで統一感を持って、休みの日も出社しながら会社を大きくしてきた歴史があります。会社の中心には、そのころの成功体験の記憶を持っている人がいるので、当然抵抗はありました。たとえば、私が子どものころ働いていた従業員が、今は役員になって活躍しているのですが、1年にほんの数日しか休まないような働き方をしていました。

 私は子どものころからその姿を見ていて、単純にその人が心配だったんです。だから、その人のためにもリフレッシュ休暇を導入すると宣言しました。

小室 すぐに休んでくださいましたか。