銀座の一等地に
オフィスがあるとしたら…

お金を「もらう側」の人も<br />お金を「払う側」の考え方を理解しておく和田裕美(わだ・ひろみ)
京都生まれ。作家 株式会社HIROWA代表、京都光華女子大学キャリア形成学科客員教授
営業力・コミュニケーション力・モチベーションアップのための講演・コンサルティングを国内外で展開している。
累計200万部超の著書に、『世界No.2セールスウーマンの「売れる営業」に変わる本』『幸せをつかむ! 時間の使い方』『人づきあいのレッスン』『「やる気」が出るコツ、続くコツ』『和田裕美の営業手帳』(以上、ダイヤモンド社)など多数。
外資系教育会社でのフルコミッション営業時代、世界第2位の成績を残し、その後、女性初の最年少支社長となった実績がある。
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想像してみてください。

会社に入ると、自分の座る場所があって、交通費も出て、ペンなどの備品も自由に使えて、ときに制服まで用意されて、研修費も無料、コピーは失敗しても無料、資料と称して本を買っても無料、そしてお給料とボーナスも。

これだけでもすごい待遇です。

もしあなたが会社の社長だとします。

自分の会社が、日本一土地が高いとされる銀座4丁目にあるとしたらどうでしょう? 坪単価が(2017年現状)1億3000万なので、畳2畳分で1億超えるわけです。

そこに自分のデスクがあったとしたらどうでしょう?
半畳ほどのスペースであっても、家賃はとんでもない金額なはず。自分で払えないですよね。
毎月どれだけ売上を上げれば、営業をかければ、家賃を払えるようになるでしょうか?

コピー代金だって、よく失敗して捨てている人がいますが、全部自分で払うとなると、計算するのがこわくなりますよね。

この、「自腹を切っていない」という感覚は、おそろしいものです。
なぜなら、お金の価値を考えなくなってしまうからです。

知らず知らずのうちに、「もらって当然」になってしまうのです。稼げる人になるために、意識を変えましょう。