ドナルド・トランプ米大統領は顧問らに対し、ロッド・ローゼンスタイン司法副長官を留任させることに前向きな考えを示した。事情に詳しい関係者が明らかにした。ホワイトハウスと司法省の関係者はトランプ氏がどのような行動に出るか確かなことは分からないとくぎを刺しているものの、これで少なくとも、今週は司法省幹部の大幅な入れ替えを回避できる可能性が高まった。ローゼンスタイン氏は、2016年米大統領選へのロシア介入疑惑やトランプ陣営との関連性を巡りロバート・モラー特別検察官が進めている捜査を監督する立場にある。トランプ氏はこの捜査を「魔女狩り」と批判している。関係者によると、トランプ氏は顧問らに対し、ローゼンスタイン氏が大統領の会話を極秘に録音することや大統領解任を閣僚に持ちかけることを話し合ったとの報道について、ローゼンスタイン氏から直接話を聞きたいと語った。この面談は27日午後に予定されている。