「なんで来たの?」
「ぴっかりカフェのファンだから」

「別れの曲」がかかると、放課後のカフェもお開きの時間となる。奥の事務所では、使ったコップを洗ったりゴミを出したりと、有志の生徒がボランティアと一緒に奮闘する。そして、生徒がいなくなった静かな図書館では、大人たちが振り返りを行う。子ども達の言動で気になったことは共有し、次回への声掛けや対応につながるように。

「なんで今日(カフェに)来たの?」

 ある生徒が年配の女性ボランティアに質問した。

「だってぴっかりカフェのファンだからよ」

 女性はお母さんのように答える。

「ファンっておかしくない?」

「そんなことないよ。今日来ている大人たちもぴっかりカフェのファンなんだよ。だってここに来たら、みんなに会えるでしょ」

 そんな会話が、子どもたちの心の居場所を作っていく。そして実は、ボランティアをする大人たちの居場所でもあるようだ。