改憲目指す第4次安倍内閣
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 自民党党総裁選で3選を達成した安倍首相の下、2日、第4次安倍改造内閣が発足した。米国、英国、イタリアなどいくつかの国が政治の不安定性に直面する中、安倍首相が党総裁として3選を果たしたことで、日本は政治が安定していると捉える向きもある。確かに短期的には日本の政治は安定したといえる。しかし、2019年を境に、日本の政治はむしろ不安定化する可能性が高まっている。

「3選後」の焦点
憲法改正に5つステップ

 安倍3選体制のもと、今後、注目される主要なイベントを見ておこう(図表1参照)。

◆図表1:3選を確定させた安倍政権が直面する主要イベント

 当然、最重要課題には憲法改正が含まれる。しかし、その重要性にもかかわらず、具体的な日程は依然、不透明だ。したがって、憲法改正については、必要な5つの手続き((1)憲法改正原案の国会提出 → (2)憲法改正案の国会発議 →(3)国民投票 →(4)新憲法の公布 → (5)新憲法の施行)に分解した形で、4つのケース(ケースA、ケースB、ケースC、ケースD)を設定した。

 いくつかの主要イベントの中でも、とりわけ重要なのは、(1)2019年7月参院選、(2)憲法改正の国民投票の2つを挙げることができる。