『週刊ダイヤモンド』10月13日号の第1特集は「新宗教の寿命」です。多くの新宗教団体が信者数の減少などで沈みゆく一方、成長を続ける教団もあります。その代表が真如苑です。なぜ多くの信者たちを魅了するのでしょうか。そこには時代の変化に対応した驚きの“事業モデル”がありました。本誌で詳報した記事を、ダイヤモンド・オンラインで特別公開します。

注目を浴びたのは2000年以降
誰もが驚く資金力

 激しい雨が降り続く中、屋外に座る約5000人の信者たちは微動だにせず、祈りをささげていた(写真)。

真如苑の護摩たき
真如苑が毎夏、河口湖畔の教団施設で行う護摩滝の法要。全国から1万人以上が訪れる Photo by Hiroki Matsumoto

 今年9月中旬、山梨県の河口湖畔で行われた真如苑の毎夏の行事「斉燈護摩法要(さいとうごまほうよう)」。2日間で全国から1万人を超える信者が集結した。会場ではオーケストラ、合唱団、和太鼓の奏者たちが音楽を奏で、その法要の様子は全国104カ所の施設へ向けて衛星中継された。

 東京・立川を本拠地とする真如苑は、新宗教を取り巻く環境が厳しさを増す中にあって、信者数が増え続ける勝ち組教団だ。1995年に約73万人だった国内の公称信者数は、この20年で約93万人と約3割も増加した。海外を含めると信者数はすでに100万人を超える。

 創設年こそ創価学会や立正佼成会と同じく30年代と古いものの、一般的な知名度はほとんどなかった教団が、なぜここまで教勢を広げているのか。