『週刊ダイヤモンド』10月13日号の第1特集は「新宗教の寿命」です。新宗教界における事実上の2番手である立正佼成会が、社会変化に対応できないまま、“緩慢な死”に向かっています。そんな立正佼成会の現状と前途について詳報した記事を、ダイヤモンド・オンラインで特別公開します。

「今までのやり方が、全く通用しない時代になってしまった」──。

立正佼成会会長・庭野日鑛(にちこう)氏
立正佼成会会長・庭野日鑛(にちこう)氏

 新宗教教団において、創価学会(827万世帯)と幸福の科学(1100万人)に次ぐ公称信者数を誇る立正佼成会。この巨大教団の行く末を古参信者はそう嘆く。

 立正佼成会は、パーフェクトリバティー(PL)教団や崇教真光(すうきょうまひかり)など35の宗教法人が加盟する新日本宗教団体連合会(新宗連)の中心的存在で、反・創価学会の旗手である。今年は創立80周年の節目でもある。影響力や歴史を加味すれば、新宗教界で創価学会に次ぐナンバー2の立ち位置にあるといってよい。

 だが、その本拠地、東京都杉並区の巨大な大聖堂は、平日の日中とはいえ、閑散としていた。

 それもそのはず。1993年に654万人を超えた公称信者数は、直近の2016年には272万人と20年余りで6割減った。「あなたの知らない新宗教の世界」のシミュレーションで示したように、今後も信者の減少は避けられない情勢だ。公表されていないが、信者の減少だけでなくその高齢化も進んでいるからだ。「信者の主力は60代以上の高齢層」とは別の古参信者。ボリュームゾーンの信者が一線を退けば、さらなる教勢の衰えは想像に難くない。