米議会上院は5日午前、ブレット・カバノー氏を連邦最高裁判所判事に充てる人事への賛否を問う採決に進むことを51対49の賛成多数で決めた。議会での重要な手続きをクリアし、翌6日にも指名承認を巡る最終採決が実施される見通しになった。2人の上院議員が党の方針に反旗を翻した。リサ・マコウスキ議員(共和、アラスカ州)は審議を打ち切り、最終採決に進むことに反対票を投じた。一方、ジョー・マンチン議員(民主、ウェストバージニア州)は賛成票を投じた。カバノー氏は今週末の最終投票で承認されるだけの支持を確保したもようだ。手続きについての賛否は最終採決への姿勢を反映する場合が多いが、カバノー氏が承認されるとは限らない。