トランプ米大統領は8日、司法省のローゼンスタイン副長官を解任するつもりはないと言明した。先月にはローゼンスタイン氏の進退を巡り臆測が飛び交っていたが、トランプ氏が留任を確約した形だ。両氏は同日、フロリダ州オーランドで開かれた警察関係者の会合に出席するため、大統領専用機「エアフォース・ワン」に同乗し、約45分間話し合った。トランプ氏は「非常に良好な」会談だったとした上で、ローゼンスタイン氏は留任するかとの記者からの質問に対し、「その通り」と答えた。ホワイトハウスからエアフォース・ワンに向かう際、トランプ氏は記者団に対し、「副長官とは非常に気が合う」と話していた。ローゼンスタイン氏が大統領の盗聴や解任を画策することを閣僚に持ち掛けていたとの報道を受け、ホワイトハウス関係者はローゼンスタイン氏が辞任を申し出、解任を覚悟していると述べていた。ローゼンスタイン氏は、トランプ氏の解任を働きかけたことはないと語っている。