米国とイランがホルムズ海峡の開放で合意した場合、原油価格が下落し、世界各地の輸送・製造・食料・家庭用燃料コストへの上昇圧力が緩和することが期待される。だが、合意の恩恵は一様ではなく、その浸透には時間がかかる見通しだ。ホルムズ海峡の目詰まり解消には時間を要するとみられる上、海運業者は、海峡がかなりの期間、平穏であることを確認してからでないと、通常通りの航行には踏み切れないと述べている。米当局者は24日、イランがホルムズ海峡を開放することで原則合意に達したと明らかにしたが、ドナルド・トランプ米大統領は、正式な合意締結にはまだ時間がかかる可能性があり、双方が内容を詰める必要があると示唆した。船舶の乗組員らは24日、ペルシャ湾内で立ち往生していた一部の船舶が、米国・イラン間の合意への期待から、すでにホルムズ海峡に向けて移動を始めていると述べた。同海峡は通常、世界の石油供給量の約20%が通過する。