ソフトバンクグループは、米シェアオフィス運営大手ウィーワークの過半数株式取得に向けて協議している。協議内容に詳しい関係者が明らかにした。出資額は計150億ドル~200億ドル(約1兆7000億円~2兆2600億円)となり、ソフトバンクの「ビジョン・ファンド」から拠出される見通しだという。ビジョン・ファンドのウィーワークへの出資比率はすでに20%近くに達している。同ファンドは昨年、ウィーワークに44億ドルを出資。その際の同社の評価額は200億ドルだった。関係者によると、協議は流動的で、合意がまとまる保証はない。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は6月、ソフトバンクがウィーワークへの追加出資について協議中で、実現した場合の同社の評価額は最大400億ドルになると報じていた。