トルコで拘束されているキリスト教福音派の米国人牧師アンドリュー・ブランソン氏が、自宅軟禁を解かれ、米国に帰国する見通しとなった。トルコの裁判所は12日、テロ組織ほう助の罪でブランソン氏を有罪とし、3年以上の禁錮刑を言い渡したが、すでに刑期を終えたとして同氏を釈放した。ブランソン氏は、2016年にトルコで起こったクーデター未遂事件でテロ組織をほう助した容疑で逮捕されて以降、トルコ当局に拘束されていた。ブランソン氏の弁護士によると、この後自宅にいったん戻ってから空港に向かい、帰国の途に就く予定。ブランソン氏が釈放されたことで、関係が冷え込んでいたトルコと米国の大きな火種が解消することになる。ドナルド・トランプ大統領と共和党にとっては、来月の中間選挙で野党・民主党の躍進も予想される中、ブランソン牧師の釈放は大きな追い風になりそうだ。トランプ大統領は発表を受けて「ブランソン牧師の件で懸命に取り組んでいる!」とツイートした。
トルコ、拘束の米国人牧師を釈放
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