2026年1月2日までの今後2週間は、散発的に発表される米経済指標、中でも国内総生産(GDP)に注目が集まりそうだ。先日の政府機関閉鎖の影響で主要経済指標の発表が遅れたため、投資家は米国経済のパフォーマンスを見極め、米連邦準備制度理事会(FRB)の次回利下げ時期の手掛かりを探っている。しかし、クリスマスと新年の休暇のため取引は静かになる見込みで、発表されるデータも少ない。23日に発表される7-9月期GDP速報値は、今後2週間の米経済指標発表の中で最も注目されるだろう。最近の米経済指標は、労働市場の弱さを裏付けている。これは経済に重くのしかかり、FRBが来年3月、あるいは1月にも追加利下げする可能性を高めるかもしれない。