サウジアラビアの反体制派記者が殺害されたとの疑惑を巡り、同国政府の関与が捜査で明らかになれば「厳しい罰」を科すとドナルド・トランプ米大統領が述べたことについて、サウジ政府は報復に出ると14日に警告した。サウジ政府は経済制裁などの罰が科されれば、「より大きな行動に出る」と声明文で述べた。ただし米国やその他の国を名指しすることはなかった。また、世界最大の石油輸出国であるサウジは「世界経済の中で積極的な役割を担い、影響力も大きい」と警告した。首都ワシントンの在米サウジ大使館は14日、「サウジ政府が最近発表した声明についてより明確に説明したい。サウジアラビア王国は米政権を含むすべての国に対し、捜査が継続する中で結論を急がずにいることを感謝している」とツイッターに投稿。緊張を和らげるよう努めたと見られる。