ツイッターのジャック・ドーシー最高経営責任者(CEO)はサンフランシスコ市の増税計画を問う住民投票に反対を表明したことを受け、12日にツイッター上で集団攻撃を受けた。ドーシー氏には経済的信念を貫く勇気を示し、反撃に出るチャンスがある。長らく路上生活者を受け入れてきたサンフランシスコ市だが、ホームレスの増加は公衆衛生と治安を脅かしている。路上には注射針や排せつ物が散乱し、窃盗事件は急増した。多くのリベラルはハイテク企業が住宅費を押し上げたと非難するが、路上生活者の多くは精神を病んでいるか薬物を乱用している。11月の住民投票では、市が年間3億ドル(約336億円)の調達に向け、売上高5000万ドル超の企業に課す税金を実質2倍に引き上げる計画の是非を問う。利益にかかわらず、売上高の多い企業はむしり取られる。ドーシー氏がCEOを兼務するスクエアのような決済業者やシェア経済の新興企業は最大級の税収源になりそうだ。