米金融大手ゴールドマン・サックスとモルガン・スタンレーの株価は最近軟化していたが、業績はかなり良い。いずれも短期的な見通しは、堅調な利益が続くというものだ。両行が16日発表した7-9月期(第3四半期)決算は、市場予想を大幅に上回った。ゴールドマン・サックスの純利益は前年同期比19%増、モルガン・スタンレーは同20%増となり、株価は同日、どちらも上げて引けた。株式引き受けが特に好調で、中国企業が米国や香港で行った新規株式公開(IPO)が追い風となった。ディールロジックによると、これらのIPOの調達額は前年同期比4倍強の198億ドルに達したという。株式引き受けによる収入は、ゴールドマン・サックスでは前年同期比2倍以上に増え、モルガン・スタンレーでは62%増だった。
ゴールドマンとMスタンレー、買いの好機か
穏やかな相場環境でも市場予想を上回る業績
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