HJホールディングスの於保浩之社長
定額動画配信サービス「Hulu」を運営するHJホールディングスの於保浩之社長 Photo by Yoshihisa Wada

テクノロジーの進化でさらなる激変期に突入したメディア業界。これから数年で業界の序列は大きく変わるでしょう。勝ち残るのはどこなのか。連載を通じてメディアの近未来を模索していきます。第2回は『週刊ダイヤモンド』10月27日号の特集「メディアの新序列」のスピンオフとして、定額動画配信事業社「Hulu」を運営するHJホールディングス、於保浩之社長のインタビューをお届けします。「NETFLIX」や「Amazonプライム・ビデオ」など多くのライバルがひしめく動画配信事業での生き残り策を中心に話を聞きました。(聞き手/週刊ダイヤモンド編集部 片田江康男)

オリジナルコンテンツが
生き残りの鍵となる

――御社が運営する定額制動画配信サービス「Hulu」に加え、2015年9月に世界最大の定額制動画配信サービス「NETFLIX」が日本市場に上陸した頃、外資系サービスが民放から視聴者を一気に奪うだろうという見方が出ていました。でも、上陸から3年経った今、必ずしもそういう結果にはなっていません。民放各局は独自に有料の番組配信プラットフォームを整備し、存在感も出てきています。有料会員をいかに取るかが重要になっていますが、現状をどのように見ていますか。

 “コンテンツドリブン”かなぁと。見たいと思っていただける作品を、どうラインナップするか、です。有料サービスを始めるには、色々な手続きがあって、登録するのはハードルが高いです。多くの方が「元が取れるのかなぁ?」と思います。

 そんな心配を越えて、登録してもらうには、やはり良いコンテンツを揃えていくしかない。さらに、それを使っていただいて、「なんだ、こんなに便利なんだ」と実感してもらう。それが重要だと思っています。だから結局、一番大事なのはコンテンツから引っ張ってくる、ということではないでしょうか。