後継者を育てる心構え
後継者を立派に育てるために心がけることとは?(写真はイメージです) Photo:PIXTA

 前回は、後継者に必要な資質についてお話ししました。その内容を簡単に整理すると、後継者に欠かせない資質とは、親孝行をする心を持ち、真面目で、素直で、謙虚であること、さらに「指揮官先頭」を実践できる行動力でした。

 後継者として育てたいわが子にその資質があるかどうかは、生まれた時から接している親であればある程度は判断ができるはずですが、逆に、親だからこそ子どもを見る目が曇ることもあることもあります。その場合には、信頼できる第三者に判断してもらえばいいでしょう。

小宮コンサルタンツ代表 小宮一慶
小宮一慶
小宮コンサルタンツ代表

素直で謙虚な後継者候補なら、
正しく学べば経営者の行動基準も身に付く

 後継者候補となる子どもが1人しかいない場合は選択肢がありませんが、仮に息子・娘が後継者としてはとてもつたなく思えても、他社で働かせる、セミナーなどに参加させて鍛えることなどで後継者の心構えを持たせることができます。

 ゴルフを例に取れば、腕のいいコーチに学べば、運動音痴でもそのうちボールをまっすぐに飛ばせるようになるように、自己流で学ぶよりもよほど早く正しいスイングが身に付きます。その先の200ヤード飛ばす力、300ヤード飛ばす力については、本人が持つ潜在的能力と努力にかかってきます。